専業主婦の方の交通事故の解決事例

ここでは専業主婦で交通事故に遭った方の解決事例をご紹介させて頂きます。

専業主婦の方は、交通事故に遭った場合、休業損害(主婦休損)を受け取ることができます。これは、被害に遭った主婦が、家事や育児に費やす予定だった時間に対する補償です。主婦休損は、被害者が受け取ることのできる最大の損害賠償の項目の一つであり、意外と高額になることがあります。

しかし、主婦が交通事故に遭った場合、慰謝料や休業損害(主婦手当)の請求は認められますが、通常の事故とは計算方法が異なります。つまり、被害者がどの程度の家事をしていたのか、どの程度の育児をしていたのか、その時間にかかる費用がどの程度であるのか、などの細かい点が重要になってきます。そのため、主婦の方が請求する場合には、日常生活でかかる全ての時間や費用を正確に記録しておくことが大切です。

また、兼業主婦の方が交通事故に遭った場合、給与を受け取っている時間帯に出勤ができなくなり、収入減少に直面することになります。そのため、休業損害に加えて、収入減少分の損害賠償を請求することができます。ただし、これにも通常の事故とは異なる計算方法がありますので、注意が必要です。

掲載日 事例内容 部位 等級 被害者の
属性・職業
事故分類 獲得金額
(万円)
増加額
(万円)
2020年3月23日 後遺障害等級認定のために手を尽くした事案 頚椎捻挫・腰椎捻挫・手指振戦 非該当 女性・30代・主婦 追突事故 211
2020年4月2日 追突により負傷(外傷性頚部症候群)し、後遺障害は非該当であったが、約240万円で示談をした事例 外傷性頚部症候群 女性・40代・専業主婦 追突事故 240
2020年4月6日 左足骨折により後遺障害併合12級が認定された主婦につき、有利に過失割合が修正され、約860万円の賠償を得たケース 左足骨折等 併合12級 女性・60代・主婦 道路を歩行中、バイクにはねられた 860
2020年5月7日 死亡案件につき、民事調停の結果、裁判所基準満額の約4200万円の賠償を得たケース 死亡(外傷性クモ膜下出血 頭部打撲) 女性・70代・主婦 大型トラックにはねられた 4200
2020年5月8日 外傷性頚部症候群で14級9号が認定された専業主婦につき、弁護士の交渉により、賠償金を約100万円の増額ができた事例 外傷性頚部症候群 14級9号 女性・60代・専業主婦 後続車に追突された 280 120
2020年11月22日 夫の弁護士特約を利用して主婦休損を裁判基準にして示談が合意できた例 頚椎捻挫 背部打撲傷 女性・30代・主婦 車の助手席の同乗中,追突事故 161 37
2020年12月03日 併合11級が認定された家事従事者につき、家事従事者としての損害が争いになったが、家事従事者としての損害が認められ示談ができたケース 左脛骨高原骨折、右上腕骨近位端骨折 併合11級(12級13号、12級6号) 女性・70代・主婦 自動車にはねられた 1333
2020年12月04日 併合12級の後遺障害が認定されていた被害者が、弁護士に依頼することにより、早期に適正な賠償金を得ることができたケース 左第1右4肋骨骨折、左中指PIP関節捻挫、肋骨骨折、外傷性頚部症候群など 併合12級(12級10号、14級9号) 60代主婦 945
2021年01月16日 治療期間の延長ができず、早期解決に目標を切り替えた事件 外傷性頚部症候群 右肩関節打撲傷 30代主婦 88
2021年04月10日 主婦休損の請求を準備した事案 頚髄中心性損傷,胸椎圧迫骨折,顔面裂創 併合8級 40代主婦 1700 600
2021年04月16日 休業損害,後遺症慰謝料について任意基準の提示から裁判基準に近い金額にて和解を成立させた案件 頚椎捻挫,腰背部打撲傷,左肩腱板損傷,腰部捻挫 14級9号 60代主婦 660 450
2021年4月18日 医師面談を複数回行った結果、手関節の可動域制限につき後遺障害12級が認定され、訴訟の結果、相手方の提示額の5倍以上の金額で解決ができた事例 左橈骨下端・尺骨基状突起骨折 併合12級(12級6号・14級9号) 60代主婦 950
2021年4月22日 頚椎捻挫の被害者につき、家事従事者としての休業損害が争いになったが、証拠資料を提出するなどし、家事従事者としての休業損害が認められ示談ができた事例 頚椎捻挫 30代・主婦 140