後遺障害等級9級の方の交通事故の解決事例

後遺障害等級9級に関しては、交通事故との因果関係が認められる障害のうち、目や耳、臓器、指など17種類の症状が規定されています。後遺障害等級9級は、視力、まぶた、指などに後遺障害が残った場合に認定され、症状によって9級1号から17号まであります。

後遺障害等級9級は、交通事故に遭った方々にとっては大きな問題となります。特に、後遺障害等級9級の症状が残ると、労働能力が低下してしまうため、経済的な負担が大きくなります。労働能力は健常者の3分の2程度になると見なされ、労働能力喪失率は35%とされます。そのため、自賠責から支払われる慰謝料は245万円であり、自賠責の支払い限度額は616万円になります。

後遺障害等級9級については、残念ながら、不運にも被害者となってしまった方々にとっては、その後の生活に大きな影響を与えます。しかし、交通事故に遭わないことが最も重要です。交通事故に遭わないためには、運転中の携帯電話の使用を控えたり、飲酒運転をしないようにしたり、運転中は常に周囲の状況に気を配るようにしましょう。

掲載日 事例内容 部位 等級 被害者の
属性・職業
事故分類 獲得金額
(万円)
増加額
(万円)
2020年3月20日 当初の予定示談額より大幅にアップした事案 左腕の骨折等,負傷多数 併合9級 男性・30代・会社員 正面衝突された 2600
2020年4月25日 左足骨折後の関節機能障害に併合9級が認定され、賠償金約3600万円を得たケース 左下肢骨折 併合9級 男性・20代・会社員 大型トラックに正面衝突された 3600
2020年5月21日 男性の醜状障害につき、異議申立ての結果、9級16号の後遺障害が認定され、逸失利益を含め約1319万円の賠償を得たケース 前額部挫創、頭部打撲 9級16号 男性・20代・会社員 直進車両と衝突 1300 1298