【解決事例/030】左足骨折により後遺障害併合12級が認定された主婦につき、有利に過失割合が修正され、約860万円の賠償を得たケース
依頼者属性 | 性別 | 女性 |
---|---|---|
年代 | 60代 | |
職業 | 主婦 | |
事故態様と相談 | 事故場所 | 福岡市 |
事故状況 | 道路を歩行中、バイクにはねられた。 | |
相談のタイミング | 後遺障害認定後 | |
相談のきっかけ | 保険会社が提示した過失割合などに納得ができないなどあり、適正な賠償額を得るために示談交渉などを弁護士に依頼したいということで、ご相談にいらっしゃいました。 | |
怪我と後遺障害 | 傷病名 | 左足骨折等 |
自覚症状 | 歩行時の痛み、下肢の感覚低下 | |
後遺障害等級 | 併合12級 | |
保険会社提示額 | 損害項目 | 保険会社提示額 |
金額 | 保険会社の事前提示なし | |
備考 | (保険会社が金額を提示する以前に弁護士が介入したため) | |
獲得賠償金額 | 損害項目 | 最終受取金額 |
金額 | 約860万円 | |
備考 | 治療費等を含む賠償総額は、約1700万円 |
相談から解決までの流れ
交通事故で左足を骨折し、後遺障害の等級認定後、保険会社と過失割合や最終の示談金額につき、争いとなっていたため、弁護士が介入したケースです。
過失割合については、保険会社側は、80対20の過失割合を主張していましたが、検察庁から実況見分調書を取り寄せ、事故状況を示したうえで、当方の見解を示した結果、過失割合は、85:15に有利に修正されました。過失割合以外の部分についても、裁判所基準をベースとした賠償金額で合意できました。
担当弁護士の振返りポイント(倉橋)
本件のように、過失割合が争いになって御相談いただくケースは多いです。このような場合、実況見分調書などの刑事記録を取り寄せて事故の詳細な状況を立証するなどして、相手方と交渉することで、相手方が当初していた過失割合から譲歩することがあります。賠償総額が大きい場合は、過失割合いかんにより、最終的に得ることができる賠償金額にも大きな差が出ます。
※個人が特定されない範囲で内容を加筆修正しています。
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