【解決事例/066】主婦休損の請求を準備した事案
依頼者属性 | 性別 | 女性 |
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年代 | 40代 | |
職業 | 主婦 | |
事故態様と相談 | 事故場所 | 大分市 |
事故状況 | 散歩中に,車にはねられた事故 | |
相談のタイミング | 後遺障害認定後 | |
相談のきっかけ | 相手方から示談提示がきたので | |
怪我と後遺障害 | 傷病名 | 頚髄中心性損傷,胸椎圧迫骨折,顔面裂創 |
自覚症状 | 左側頭部痛,背部痛,しびれ | |
後遺障害等級 | 併合8級 | |
保険会社提示額 | 事前提示 | 約1100万円 |
獲得賠償金額 | 損害項目 | 最終受取金額 |
金額 | 約1700万円 |
担当弁護士の振返りポイント
保険会社の提示金額に納得がいかず、相談に見えられました。顔の怪我に後遺障害等級が認められていたにもかかわらず、主婦としての逸失利益が提示金額に含まれていなかったからです。
主婦の方でも、家族のために家事をしていた等の事情が認められれば、事故によって家事ができなくなった影響を金銭的に評価できる場合があります。
そこで、その他の損害について増額交渉を行いつつ、逸失利益を請求する為に紛争処理センターの利用の準備を進めました。顔の怪我による影響を主張することは難しい点もあり、詳細な陳述書を作成しました。陳述書とは、ご本人の言い分を記載した書面のことで、弁護士がご本人の話を伺いながら作成するものです。
このように準備と交渉を継続していたのですが、依頼者様がご主人の転勤で海外に行くことが決まり、交渉にかかる時間を考慮し、結局、紛争処理センターの利用は取りやめて、その時点での交渉金額で示談することとなりました。それでも一定の増額がありましたが、もう少し時間があればと後悔する点もある事件です。