【解決事例/065】軽微な交通事故でむちうちの損傷を負った被害者が、弁護士の交渉などにより納得のいく治療を行うことができた事例
依頼者属性 | 性別 | 男性 |
---|---|---|
年代 | 40代 | |
職業 | 会社員 | |
事故態様と相談 | 事故場所 | 大分市 |
事故状況 | T字路で一旦停止中に、後続からきた車に追突された。 | |
相談のタイミング | 事故の約1か月後 | |
相談のきっかけ | 交通事故にあうのが初めてなので、今後の流れなどがわからない。 | |
怪我と後遺障害 | 傷病名 | 頚椎捻挫、腰椎捻挫 |
自覚症状 | 頚部痛、腰痛、肩甲骨周囲筋の圧痛 | |
保険会社提示額 | 事前提示 | なし(保険会社が金額を提示する以前に弁護士が介入したため) |
獲得賠償金額 | 損害項目 | 最終受取金額 |
金額 | 約70万円 | |
備考 | 治療費などを含めた賠償総額約125万円 |
相談から解決までの流れ
◆事故からご依頼まで
T字路の交差点で停止中に後方からきた車に追突され、頚椎捻挫・腰椎捻挫のケガを負ったケースです。事故から約1か月後に相談にみえられ、ご依頼をいただきました。
◆治療から症状固定まで
依頼者は、相談時、整骨院のみで通院治療をしており、その事情をお聞きしたところ、保険会社から「整形外科か整骨院のどちらか片方しか治療費を支払わないと言われた。」とのことでした。整形外科に通院をしていないと、保険会社から、治療の打ち切りを言われやすくなったり、自賠責保険から治療費を回収しにくくなったりと、被害者にとって、不利になることが多いことから、弁護士が保険会社と交渉をし、整形外科と交渉をし、整形外科と整骨院の両方に通えるようにしました。
その後、事故から約3か月後に保険会社から治療の打ち切りの打診がありましたが、弁護士が交渉をし、治療期間を延長しました。その後、事故から約4か月後、依頼者も症状がほとんどなくなったとのことで、治療を終了としました。
◆示談交渉
治療終了後、保険会社と示談交渉を行った結果、早期に裁判所基準に近い適正な金額で示談をすることができました。
担当弁護士の振返りポイント
今回のように、軽微な交通事故でケガが軽傷なケースでは、後遺障害が認定される可能性は低いため、依頼者が納得のいく治療をしっかりと受けることができるようにすることを、まず考えます。保険会社は、軽微な事故によるむち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫など)の被害者に対しては、厳しい対応をすることも多く、事故から3か月以内で、かなり厳しく治療の打ち切りを行ってくることも多いです。しかし、依頼者は、症状が残っている以上は、できる限り長く納得のいく治療をしたいと望むことが当然で、そのサポートをしっかりとしてあげることも、弁護士の重要な役割です。
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