【解決事例/054】事故時一時的に収入がなかった男性の逸失利益が「主夫」として満額獲得した例
依頼者属性 | 性別 | 男性 |
---|---|---|
年代 | 40代 | |
職業 | 当時転職中 | |
事故態様と相談 | 事故場所 | 大分市 |
事故状況 | 出会い頭 衝突 | |
相談のタイミング | 症状固定後,後遺障害の等級がついた段階 | |
相談のきっかけ | 保険会社に後遺障害の認定手続をしてもらったところ,等級がついたので,示談のことが気になったから。 | |
怪我と後遺障害 | 傷病名 | 頚椎捻挫 |
自覚症状 | 頚部痛 | |
後遺障害等級 | 14級 | |
保険会社提示額 | 事前提示 | なし(保険会社が金額を提示する以前に弁護士が介入したため) |
獲得賠償金額 | 損害項目 | 最終受取金額 |
金額 | 約230万円 | |
備考 | 慰謝料総額約200万円 |
休業損害約80万円(家事従事者相当として)
損害総額約500万円
過失割合▲約90万円(過失割合20%)
担当弁護士の振返りポイント
この事案は,後遺障害等級14級の認定を受けてから相談に来られた案件です。
最大の難点は,被害者の逸失利益,つまり将来の仕事の収入に減少が出る程度です。
通常は,事故前の収入をもとにするのですが,この被害者は,事故前には,病気で前職を退職され,転職準備中だったので,収入がなかったのです。
そこで,逸失利益を,「主夫(家事従事者)」として請求し,これが満額で示談できました。
このように,収入が一時的に落ち込んでいる場合は,示談交渉が難航しやすいです。
特に弁護士依頼の必要性が高かった事案といえます。
- 【解決事例/080】単身者であったが家事従事者としての休業損害と逸失利益が認められたケース(後遺障害 併合7級)
- 【解決事例/079】脊柱変形で6級5号の後遺障害が認定された被害者について、交渉段階では賠償金0円の提示であったが、民事調停を申立てたことで約340万円の賠償を得ることができた事例
- 【解決事例/078】高次脳機能障害が見落とされていることに気付き、後遺障害7級4号が認定された事案
- 【解決事例/077】高次脳機能障害で後遺障害1級が認定され、約3億7000万円の賠償が認められた事例
- 【解決事例/076】治療中に前医での見落としが見つかり,治療期間の延長及び休業損害の示談前支払いを認めさせた事案。
- 【解決事例/074】頚椎捻挫の被害者につき、家事従事者としての休業損害が争いになったが、証拠資料を提出するなどし、家事従事者としての休業損害が認められ示談ができた事例
- 【解決事例/073】歯冠破折と捻挫を併発していた症例において,歯冠破折につき後遺症14級が認定された事例
- 【解決事例/072】医師面談を複数回行った結果、手関節の可動域制限につき後遺障害12級が認定され、訴訟の結果、相手方の提示額の5倍以上の金額で解決ができた事例
- 【解決事例/071】鎖骨変形障害で12級5号の後遺障害が認定され、逸失利益が争いとなったが紛争処理センターの手続を経て逸失利益が認められた事例
- 【解決事例/070】休業損害,後遺症慰謝料について任意基準の提示から裁判基準に近い金額にて和解を成立させた案件
- 【解決事例/069】受任から約1か月で、裁判所基準に近い適正な示談金額でスピード解決できた事例
- 【解決事例/068】事故による治療中に再度事故に遭った被害者が,異議申し立てを経て14級を獲得した例
- 【解決事例/066】主婦休損の請求を準備した事案
- 【解決事例/065】軽微な交通事故でむちうちの損傷を負った被害者が、弁護士の交渉などにより納得のいく治療を行うことができた事例
- 【解決事例/064】カルテ上の治療経過と被害者の愁訴・稼働状況とを結びつけて説明を行い,主婦休損の増額が認められた事案。
- 【解決事例/063】事故により頚椎捻挫・腰椎捻挫のケガを負ったケースで、治療についてのご自身の希望にあう治療方針の整形外科に転院をし、納得のいく治療ができた事例
- 【解決事例/062】治療期間の延長ができず、早期解決に目標を切り替えた事件
- 【解決事例/061】会社が作成した休業損害証明書をめぐって交渉が行われた事案
- 【解決事例/060】1か月半弱で事件が終結した事案
- 【解決事例/059】異議申立てにより併合11級の後遺障害が認定され、紛争処理センターでの手続を取ることにより家事従事者としての休業損害と逸失利益が認められたケース